格安航空券さて、自分がニューヨークで泊まったのは、w105thアムステルダムアヴェニューにあるドミトリーホテル。

このホテルがある地域はアパートがたくさん並んでいて、日本の団地のような風景。わたしが宿泊したときは、極寒の真冬であるのに、ホームレスが路上で寝ていた。路上で寝ているホームレスの多くは、アパートの壁に体をもたれかけさせて、毛布をかぶり眠っている。しかしなぜ、アパートの外ではなくて、屋根や壁があるところで寝た方が暖かいんではないんだろうか。アパートの外観をよく見れば分かるが、アパートの壁からは箱状の暖房の室外機が出ている。彼らは、暖房の室外機を抱いて、体に毛布を掛け、暖をとっているようであった。
それにしても、彼らはこの時期の最低気温-25℃という夜をこれで耐えられるのだろうか。この時期に以前、北米や一部のカナダであったブラックアウト(大規模停電)があったら、ホームレスは生きていけないのではないかと考えてしまった。
ところで、わたしが宿泊したドミトリーホテルは一晩中暖房がつけられていて非常に暖かかった。各部屋に4つの2段ベッド、計8人が宿泊していた。

しかし、見知らぬ人たちに囲まれて、しかも貴重品を保管する場所もなく、(パスポートや財布はポーチに入れて、体に密着させて眠っていた。)お互いに監視しているような雰囲気で始終緊張してよく寝ることができなかった。
1週間ずっと緊張の中で、慢性的寝不足。宿泊費が1晩3000円と安いので文句は言えないが、倍以上のホテル代をかけても以前泊まったYMCAでぐっすり眠りたかった。ちなみにYMCAは1泊7500円
ちょっとした物音でも視線を感じるこの緊張の中でゆっくり眠ることもできず、明け方前5時くらいにシャワーを浴びて外出することにする。しかし考えてみれば、彼らからすればわたしも外国人、わたしがまだ暗い明け方前にごそごそと荷物をいじっていると、確実に他の宿泊者がわたしを監視しているのだ。
彼らも同じ緊張感の中でお互いを監視しあっている。わたしは、他の宿泊者の監視の目から逃れるためにとりあえずホテルを出て近くのダンキンドーナツでコーヒーを飲んだ。

格安航空券