
サイナイ・エアーの飛行機の中から見たエジプトの風景。
まさに、砂漠。
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イスラエルからエジプトに向かうにあたってトラブルがありました。
端的にいうと、エジプト行きの飛行機を逃したのです。
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朝6時に出発。
既に、この時点で私の判断ミスでした。
イスラエルの出国審査はかなり長い(うざい)のです。

2時間半もあれば余裕だろ・・・
そう考えていたところが間違いでした。
私が乗ったバスは空港行きと聞かされていたので、それに任せて乗ったのですが、
まず、遅いこと遅いこと、
バスの運転手に空港行きだよねって、聞いたらそうだって言うんで、乗ってました。
「停留所多くね??」やけに頻繁に止まるな・・・
そして、極め付きは、
「空港まだ?」って運転手に聞いたら、
「もう、行き過ぎた」って言うんだよね。運転手に聞いたら、降りない自分が悪いってんだ。
それには私は激怒して言い返したよ。
だって、「空港に行く」って最初に言ったじゃん。
自分は辺鄙な田舎町みたいなところに降りて、意気消沈。
運転手を説得してタクシーを呼ばせる。
知り合いのタクシーがやってきた。
自分は100シェケルしか払わないと言い切る。初日にボられたから。
そして、空港に向かうはずが、今度は
大渋滞・・・Σ(´Д`lll)エエ!!かれこれ1時間ぐらい高速道路にいました。
完全にアウトです。
やっと空港に到着すると、運転手は何というかというと、
あと、20シェケルくれないかな~・・・
即、無視。・・・・・・・・・・・・・
さて、空港にダッシュします。
残り時間1時間を切ってます。
成田空港だったら、何とかなるものです。
いや、他の空港でもセーフになるんじゃないかな。
私は急いでロイヤル・ヨルダン航空のブースに行きました。
すると、
クローズド(締め切った)というのです。
検閲の人はロイヤル・ヨルダン航空のオフィスに直接行くように言いました。
走って行くと、文字通りシャッターが閉まってます。
そこで、となりの違う航空会社に頼んで言いますが、若い女性の人が担当する某航空会社は、ダメの一点張り。
そこで、また違う航空会社の人に言うと、渋々ロイヤル・ヨルダン航空の人を呼んでシャッターを開けてくれました。
ロイヤル・ヨルダン航空の社員は初老の男性で、最初は「クローズド」の一点張りだったものの、私が食い下がるって何度も言うと、私のパスポートを見せるように言って、パソコンで調べ始めてくれました。
希望が見え始めました。
しかし、その数分後にやはり、どうしようもできないという返答が帰ってきました。
イスラエルにあと5日いるという選択肢が濃厚になってきました。
別のチケットを買ってヨルダンに行くか、ナザレや死海などちょっと遠いところを回るか、いろいろオルタナティブな旅のプランを考えざるを得ませんでした。
しかし、その初老の男性は気を利かせてくれ、当初の8万5000円のヨルダン経由のチケットをキャンセルしてくれたのです。
エクスペディアではこのチケットはキャンセル料不要で全額リターンなのです。
そして、サイナイ・エアー(シナイ・エアー)で新しいチケットを買うように指示してくれました。
現金で4万7000円を払います。(USドルで)
何か、不思議な気分です。最初に買ったチケットをキャンセルして、新たにチケットを買ったら3万8000円も得してしまったのです。それもダイレクト便でヨルダンでの長時間のトランジットがなくなり、時間的にも得しました。
まずは、ホッとしました。
さて、これからが大変です。
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イスラエルの空港の魔の長時間の審査です。
このとき7時過ぎだったでしょう。
検閲の列にまず並びます。
1時間ほど並んで、女性の検閲官から
「入国の目的は?」
「知り合いはいるのか?」
「トルコに行っているのはなぜ?」
など、意味もない質問をあれこれとしてくる。
ただプレッシャーを与えるのが目的としか思えない無意味な尋問。
このために1時間も並ぶ。
こんな無意味なことのために、成田空港だったら30分で終わることが、この空港では3時間もかかってしまう。
さらに、手荷物検査。
一つ一つ荷物を解いて見せる。
かわいそうだったのは、トランクケースに南京錠をしてしまった女性、鍵は友達がもっているという。
なんとかならないかと問いかけるも、出国を諦めるか、荷物を諦めるかという選択肢をせまられていた。
さらに、出国審査。
なにからなにまで、全てのプロセスで1時間以上かかった。
出国ゲートに到着したのが11時半過ぎ。
ここまでで4時間以上経っている。
イスラエル最終日は、無事日本に帰れるように5時間前には空港に着いていようと思う。
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エジプトに着いたが、現金4万円をキャッシュで払って来てしまったために、かなり懐が痛い。
かなり限られた現金で過ごさないといけないため豪遊はできない。
空港からホテルがあるムハンマド・ナギーブまで、ローカルピープルの使う鈍行バスと電車で現地人にまみれてホテルに到着。
ホテルでは、予約していた額が間違っていて、一泊につき、2倍の額を現金で支払うことに。

エジプトの様子

豪遊はできないけど、それなりに楽しむ心の余裕はあります。
計画的に使えば問題は無いと思う。
不慮のアクシデントが無いことを願う。
クレジットカードと海外で使える新生銀行のカードでキャッシングができればもっと心強いんだけど。