私が子どもの命を救った日

季節はずれですが、ハロウィーンです。
サンタバーバラにいったのが、ちょうどハロウィーンの直後だったんで、懐かしいなあ、職場で子どもとランターンつくったなあ。
これはサンタバーバラで3日目以降に泊まったホテル(モーテル)の前にあった店のデコレーションです。
タイトルの子どもの命を救った日、ですが、文字通りです。
今日は、保育所で近所の公園まで散歩に行きました。
先生4人、子どもが22人。
発達障害の子、小さくてまだ手のかかる子、大きいんだけどちょっと乱暴で目の離せない子。
いずれにしても、一緒に遊ぶというよりも、警戒心をぴんと張り巡らして、とっさの事態に対処できるように見守る。
結構キレイで大きな公園なんだが、幼児には少し難しいというか危険な小学生向けの遊具がある。
子どもは高いことろにひょいひょいと登っていってしまう。
あとさきのリスクは考えないから見守るほうも冷や冷や。
ちなみに、自分はここ約9年間子どもを大きな怪我に巻き込ませたことは無い。
多分、瞬時に危険を察知する“鬼太郎の妖怪レーダー”見たいなものが体の中にあるんだと思う。
何かが起こりそうになるとピキューーンって反応するんだよね。
その妖怪レーダーが今日久しぶりに作動して見事子どもの命を救った。
アスレチックジムのようなもので遊ぶ子どもたち、色々な遊具が組み合わさった複合遊具で、はしごをどんどん上っていき、頂上から滑り台で降りるのだ。
高さは2.5メートル。
実はこの滑り台の頂上の周りには柵がついているのだが、一ヶ所だけ柵の無い場所があって、そこが実際危険な場所だったのだ。
つまり2.5メートルの断崖絶壁である。
保育所の子どもではなく、まったくのよその家庭の子だが、その滑り台に登ってきた。身長が1メートルも無い2歳程度の子である。
その子は断崖絶壁を背にして立っている。直ぐ後ろは2.5メートル下の地面。
何を思ったのか、その子は後ずさりを始めた。
その0.5秒後に、
ズルッッ!!!
その子は落下したのだ。
自分の身長の2.5倍の高さから頭を背にして落下したらどうなるだろうか?170センチの成人が4メートル半から落下したら。
恐らく大怪我をするか、運が悪ければ死ぬだろう。
しかし事態は免れた。
瞬足で駆けつけたGOKUHが両腕でキャッチ!!
近くで見ていた同僚はかなり驚いて、かなりの賞賛をしてくれた。
自分では不思議なことにあまり驚いていないし、嬉しくもなかった。
なんだか非常に不思議な感覚だが、これが起こるのを予知していた。という感覚である。
そして、保育所に戻ってから職員のランチタイムでその見ていた同僚が女性のマネージャーに「GOKUHはヒーローだ!」と話していたところ、あまりにもGOKUHが褒められすぎるのがシャクにさわったのか、
「あなたも余計なことをしたものね。ここカナダではどんなことがあっても、大人が他人の子どもに触ることはデリカシーに欠く行為なのよ。そういうときは親を呼ぶの。あなたは無視するべきだったわね。」・・・これは日本語訳だが、彼女はポリネシア出身で英語でそれを私に言ったのだ。
人の命を見捨ててまで守るデリカシーって何だろう。
この女性マネージャーは頭がおかしいんじゃないかと思った。
それでいて、「私は素晴らしいマネージャーなのよ。」ってつねづね自称している。
はいはい、誰も尊敬してないよーーん。
というか、子どもを助けたことは正しいことだし(100%)、今後また同じ場面に出くわしたら当然助けるよ。だって自分の前で子どもに死なれたら今後どう生きていくのさ?一生十字架を背負うぜ。自分のプライドのために命を何とも思わないその女性マネージャーに子どもの命を守る資格は無いと思ったね。
仮に、ここが日本で、彼女が自分の部下だったら、クビにする。
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