自転車はアパートマネージャーのJ氏に渡った

通勤のために使っていた自転車、26インチ青のスポーツバイク。
原価160カナダドル、日本円で1万8000円くらい。
帰国を前にして、買い手をインターネット経由で探していた。
毎月点検に出して、安全そのもの。
キレイに掃除もして、新品の半額でも安いくらいだと自分では思ってたくらい。
実際には通勤のためにはそんなにまれには使用していない。
11ヶ月の勤務の間の、ほんの5ヶ月程度だけ。
ネットで買い手を探していたところ、買ってくれそうな人が見つかり、“写真を送ってくれ”との依頼があったので、自転車を雑巾で拭いてキレイに掃除していたところ、、、アパートマネージャーのJ氏が通りかかる。
“Oh! GOKUH 何してるんだ?”
“自転車を売りたいんでキレイにしてるんですよ。”
“それで、誰に売るんだい?”
“いや、特に、ネットに広告を出したら写真を見たいっていう人がいるから”
“A-HUH”
“あ、そうだ、J、もし、この自転車を君に売るって言ったらどうだい?”
“75ドル程度が相場なんじゃない?”
“実は60ドルで売ろうと思ってるんだ。”
“分かった、僕が買うよ。その自転車。”
こんなに嬉しいことは無かった。
中古自転車屋に売るとしたら30~40ドルが相場、ネット経由で売って60ドル。
同じ60ドルで売るんだったらカナダでの一番の親友であるJ氏に買ってもらえるなんてこれ以上嬉しいことはない。
自分の大事な自転車が知っている人に今後も使ってもらえるというのは嬉しいことで、この心理的対価+60ドルで十分だった。いやそれ以上かもしれない。
実は、Jにだったら、30ドルか、もっと安くても良かったのだ。
帰国の土壇場だったらタダであげていたかもしれない。
あとは、末永くJが青のスポーツバイクを使ってくれるのを望むのみ。
実はカナダ・バンクーバーにはまた近いうちに訪問したいねーー。
このアパートを再訪問したいし、保育所の子どもが少し大きくなったところを見たいし。
仲間うちでマラソンをやる計画があるんだけど、1~2年内にバンクーバーでマラソンってやらないかな。
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